1928年の庶民の文化

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七左町にお稲荷さんがあり、そこを管理されている方から数年前に額の修理の依頼がありました。

祝竣功祭関東大震災で倒壊した建物を再建した際、資金を出された氏子さん達でしょうか、1句ずつ詠んだものを額装してありました。昭和戊辰三年とありますので1928年、今から87年前の作品です。依頼された方は、「今なら 続きを読む →

展覧会返却作品の複製の軸装

DSCN2265お客様より、所属する会の展覧会から返却された裏打ち済みの作品の軸装をご相談されましたので、複製を作成し軸装することをご提案させていただきました。

お客様のお宅は床の間がないとのことで、賞を頂いたこの作品をどう飾るか悩んでおられました。お手伝いさせていただいた別のお客様の個展で、こちらのお客様をご紹介いただいたのですが、その際、当店が仕立てた掛軸のデザインを気に入って下さり、スッキリしたこのデザインなら床の間ではない場所にも飾れるとご依頼下さいました。

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珈琲カップの掛軸

cofeecupお客様より、若い頃に書かれたという寸松庵色紙を頂いたので、電子化して画仙紙に印刷し、掛軸に仕立ててみました。

古い書籍に色々寸法の割法が書かれています。代数が普及する以前からの口伝であったのか、持って回った言い方でわかりにくいのですが、数式にしてみると大したことが書かれているわけではありません。 続きを読む →