当店でおもに使用しているアプリケーションは「CorelDRAW Graphic Suite(バージョンは13)」です。ベクトルグラフィックとレイアウトをおこなうCorelDRAWと、ビットマップ編集のCorelPhotoPaintを中心とした統合環境です。
CorelDRAWはレイアウトソフトの側面もあり、ベクトルデータ、文字、ビットマップ画像を1枚の紙に切り貼りする感覚で配置してゆくことが可能です。座標が実寸で扱われますので、感覚的にも、また、製図のような正確さを求めることもできます。内部データの精度は1/1000mm(1ミクロン)です。また、10m×10mといったきさの用紙も設定でき、そのままの寸法で構成できますので、作品と文様をCorelDRAW上で配置し、掛軸と作品を一体で印刷することすら可能です。
このブログでは、私自身が身につけた技術は、他者の権利を侵害しない範囲で、どんどん公開してゆくつもりですが、残念ながら、Corelは、我が国ではシェアが非常に低いです。ベクトルデータを扱う有名なソフトウエアはAdobeのIllustratorで、ビットマップデータを扱うのがPhotoshpですが、ほかの業者さんとデータのやり取りをすることがありませんでしたので、Adobe社のソフトは当方にはありません。用語は読まれる方の自己判断で適宜読み替えてください。