掛軸は、布と紙で構成されていながら、「板」のようにまっすぐ下がるのが「技術者」としての表具師の理想ですが、実際は素材や腕前により「反り」」 や「ゆがみ」が発生します。撮影時の光源の状況によっては、それが強調されてしまうこともあり、今後、お客様の作品を「商品」としてご紹介する機会が出て きた場合、それをごまかすわけではありませんが、より魅力的に撮影できる工夫も必要かと思います。
影は光源の反対側に出ますので、年輩の女優さんがテレビなどに出演される際、その方専用にカメラの方向から追加で照明を当て、シワなどを映りにくくすることがあるそうです。掛軸の撮影も、 続きを読む →