額の制作に大判プリンタを活用

実家の和室に掛かっていた額を張り替えました。この額は、叔父より頂いた、中国の方が描かれた大きな馬の墨絵のために制作したものです。痛みがあったので表装し直そうと作品を剥がしておいたところ、なぜかその作品を父に捨てられてしまいました。その後、父が、不要な襖紙の柄を使って額装したのですが、素人作業ですので、剥がれたり傷んだりしていました。あまりにみっともないので張り替えることにしました。

父母の寝室ですので当人達に希望を聞いたところ、風景画が良いとのことでした。

襖紙を使うことも検討しましたが、せっかく自分のところで出力できるのに、

粗い糸目の入ったものに、わざわざ出費するのも釈然としません。

拡大しても線のギザギザしない、ベクトルデータの素材集はいろいろ持っているのですが、収録データに浮世絵の風景はあっても、落ちついた風景画はありません。何か良いネタがないかと、ネットでフリーの素材を探しても、滲みやカスレのある水墨画はベクトルのデータに馴染まないので、コレと言ったものがありませんし、大判プリンタでの出力に耐えられる超高解像度の画像など、ネットで見つかるはずもありませんでした。

思案していたところ、2004年に年賀状に使ったデータがあることを思い出しました。

その頃は、デザインの参考にするため、年末になると多数発売される、年賀状の素材集を購入していました。

書籍に収録された画像をトリミング&リサンプルしたもの。データは一般向けですので、ラスタ(ビットマップ)データです。

トレースしたデータで制作した年賀状。

シンプルな図案の場合は、手作業でベクトルデータにトレースしたりしていました。瞬時に色が変えられたりなど、いろいろ便利ですし、図形の重ね合わせも容易ですので、鈴木英人風の模様を付けたりしてみました。

和室ですのでポップな感じでは馴染まないと思い、輪郭線は消しました。色の設定はパーツごとにできますので、ネットで見つけた、いい感じの写真を参考に色を設定しました。作業時間は20分ほどだったかと思います。

鳥の子の襖紙に印刷し、額に貼り込んでみました。額のサイズは、幅約1300mm×高さ約900mmです。通常、和額は作品の周りに布を配し、作品より一回り大きな額を製作しますが、今回は、大判プリンタを活用したかったので、額のサイズ一杯の大きさに印刷し、マットなしの額装をしてみました。落ち着いた中にも、大きさから感じる迫力に、大変満足しました。もともとはがきサイズでデザインしたとは思えないほど、立派な額になりました。、

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