強度が必要な工作の素材

アマチュアが実用強度の工作をしようとすると、大きなものなら木材が適していますが、数十cmのサイズではアルミなどをネジで止めることが思い浮かびます。しかし、ビスナットやいろいろ金具などを使うと、必要以上にゴツくなってしまいます。模型店やホームセンターなどで容易に入手できる、接着剤で溶融接着ができる素材には、「塩ビ」「スチロール」「アクリル」などがありますが、それぞれ一長一短で悩ましいところです。塩ビは、柔軟性があり割れにくいですが、今回のようにベースとしてある程度の剛性が欲しいとなると柔らかすぎます。アクリルは固すぎて欠けやすく、スチロールは強度が足りません。最近は、素材を買うより安かったりするので、100円ショップで探したものをバラして使ったりしますが、たいていのものはポリエチレンやポリプロピレン等、難接着性ですので、溶融接着で実用強度のものを作るのには適していません。

今回はキーボードスタンドですので、ある程度の剛性が欲しく、3mm厚のABS樹脂を使用しました。素材としてはあまり身近ではないのですが、家電製品の筐体がたいていABS樹脂ですので、捨てずに取ってあるものがあればそれを使います。不要な部分を切り取って、平らな板にするのには骨が折れますが、専用の接着剤で接着した強度は素晴らしいものがあります。

今回製作したものは、モバイル用のキーボードスタンドです。自分が携帯電話を所有したのはかなり遅かったので、若い諸君のような速度で、テンキーでの文字入力ができません。qwertyキーボードなら、何とか人並みの速度では打てるのですが、それ以外の方法では、ゆっくりすら入力がままならないので、キーボードにタブレットやスマートフォンを取り付けられるものが欲しいと思っていました。

スタンドは、マグネットを利用して手前側にキーボードを取り付け、奥側のスタンドを開いてタブレットを斜めに立てかけます。スタンドはある程度の固さがあるので、開き方でタブレットの角度の調整が可能です。

ゲーム機用タイピング練習ソフト付属のミニキーボードを取り付けてみました。どこにも刻印がありませんが、bluetooth接続です。

7インチのタブレットを設置。スタンドを半分ひらくと、机での使用に適した角度になります。

スタンドを全部開いたところ。

膝の上でのタイピングに適した角度?

スマートフォンを置いてみました。

電車の座席でも使えるかも知れません。

10インチのWindowsタブレット。ノートパソコンと違い、重量物がすべてモニタ側になるのでバランスがよくありません。手を置かなくてもギリギリ自立しますが、電車の中で使っていたら振動で簡単に外れそう。

外れたら踏まれてジ・エンド。

USB接続のフルキーボードを取り付け。

10インチのWindowsタブレットにUSB接続。もはやパソコンです。

以前、画面にタッチキーボードを表示させ、簡単に日本語入力ができないかやってみたのですが、「よりどころ」のないバーチャルなキーボードは、自分程度のウデではなかなかミスタイプが減りません。また、常用している古いメールソフトの画面を半分隠してしまい、本文が何とか1行見られるか、と言う状況だったので実用になりませんでした。まあ、出先で、膝の上でもいいからタイピングがしたい、と言う状況も、自分の場合、ほとんど考えられないのですが。

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