事務用プリンタの更新

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墨作品印刷の研究や年賀状や伝票の用紙の印刷などに、長らく愛用してきたA3顔料インクジェットプリンタ「PM-4000PX」。法令で定められた補修用部品保存期間が過ぎ、修理受付終了間際にはオーバーホールに出し、業務用大判プリンタ導入後も、トラブルを自己解決しつつ、さらに約2年間、だましだまし使用してきましたが、先日、自分のスキルでは解決できそうもないトラブルがありましたので、いよいよ更新することにいたしました。

大判プリンタの最小の用紙サイズはA4ですので、伝票印刷ができないわけではありませんが、1枚ずつしか用紙をセットできず、たいへん面倒です。古いプリンタがいよいよ動かないとなれば、枚数のセットできるプリンタを調達しなければなりません。

顔料インクは、染料インクに比べ、発色の鮮やかさには劣るものの、ある程度の耐水性や退色の少なさなどに必要性を感じておりましたので、後継機も顔料プリンタを探しましたが、選択肢はあまり多くはありませんでした。

印刷コストに不満はあるものの、PM-4000PXの印刷品質や、大判プリンタ導入の際にお伺いした新宿ショールームの印象が良かったので、同じメーカーから探すことにしましたが、

  • A3多色機は写真を趣味にされる方向けなのか、高スペックの機種しかない。
  • A4多色機は少し前の高スペックモデルが1機種だけ販売され続けている。
  • 事務用の4色機はA3でも驚くほど安価。

おもな用途は年賀状と伝票印刷です。伝票はモノクロですので4色機でも問題はありませんが、サイズの小さい年賀状印刷では粒状感が心配です。大判プリンタなら多色顔料な上に高解像度ですので問題はなく、大きなケント紙にでも印刷して裁断すれば、当店程度の枚数では大した手間でもありませんが、お年玉くじ付きの年賀はがきを利用することはできません。

年賀状印刷は、はがきを並べて貼り付ける「ガイド」を今後研究することにして妥協し、事務用4色顔料インクジェットを導入することにいたしました。

A3機が約¥15、A4機に至っては約¥6kです。今のA3プリンタをオーバーホールした時の料金より安い! A3まで印刷できると、角2封筒への印刷とか、B5、A4の用紙を横に挿せるとか色々便利なのですが、A4機と比べ、目安の耐久の枚数があまり多くなかったので、A4の4色顔料プリンタを選択いたしました。

EPSON PX-105です。

それまで使用していたEPSON PM-4000PXと比べると非常にコンパクトで、また軽量です。10年位は時代が開いているでしょうか。印刷速度は爆速に感じます。紙の吸い込みや吐き出しの動作が乱暴に感じ、動作時の衝撃で製品寿命が短くなるのでは、と心配されるほどです。

印刷品質は速度優先の「標準」でも、伝票印刷なら問題ないレベルで、これが、自分にとっては驚くほどの速度で印刷されます。昔はドライバに「はやい」という項目があったのですが、実用的な品質ではありませんでした。品質を優先すると、古いプリンタとのアドバンテージはあまりありません。

ドライバの詳細設定にあったインクの吐出量を設定する項目が見当たりません。当店の掛軸の取扱説明書は両面に印刷しますので、裏面への染み込みを制御出来ないのが少々残念なところです。また、お客様に記入をお願いしない伝票類は、インクの節約になるかと薄く印刷していたのですが、それもできなくなりました。

画像は高画質の印刷ですと、残念ながら非常にゆっくりで、4色機ですので仕方がありませんが、ゆっくりにもかかわらず、粒状感はかなりあります。

廃棄するつもりの古いプリンタの‥‥

DSCN2452インクのカートリッジが6つも余っていますので、何とかならないものかバラしてみてみようと作業場に持ち込みました。

原因不明では可能性が低いですが、分解・再組み立てで復活すれば御の字、と言う淡い期待を抱いての作業です。

 症状は‥‥

DSCN2450上になっている伝票のように縦に筋が入る、というものです。ヘッドの横方向のコントロールがうまく行っていないのでしょう。

分解前に、ノズルチェックパターンを印刷させたところ、ギャップが入りません。テストページや伝票(写真下)を印刷させたところ、何と、正常にに印刷されます。

クルマなど、モノとは言え‥‥、

更新を検討すると、嫉妬心から頑張ってしまうということがあるとかないとか。こいつもそうだったのでしょうか。とは言え、症状の原因も不明で、何の対策もなしに復活となると、安心して使えるわけではありませんし、何より製品寿命はとうに尽きています。新しいプリンタの導入は決して早くはなかったでしょう。古いプリンタは、買い置きのインクが尽きるか、深刻なトラブルに見舞われた時、勇退していただくことになるでしょう。

復活してラッキーとはいえ、今度はこの巨大なプリンタの置き場所が新たな悩みのタネです。

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