金襴を使用した佛仕立て

四国八十八箇所のご集印帳を「佛仕立て」という形式の掛軸にさせていただきました。佛仕立ては、紺地の金襴、赤地の金襴を使うことが通例で、当店では通常、作品を引き立てるため、あまり目立つ色柄は使いませんので、今回のような仕立ては、なおさらそのきらびやかさが印象に残ります。

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額の制作に大判プリンタを活用

実家の和室に掛かっていた額を張り替えました。この額は、叔父より頂いた、中国の方が描かれた大きな馬の墨絵のために制作したものです。痛みがあったので表装し直そうと作品を剥がしておいたところ、なぜかその作品を父に捨てられてしまいました。その後、父が、不要な襖紙の柄を使って額装したのですが、素人作業ですので、剥がれたり傷んだりしていました。あまりにみっともないので 続きを読む →

仕立て直しの新提案

dscf2482掛軸は、コンパクトに収納することができるのが利点ですが、古いもの仕立直しには、作品だけの厚さする「剥がし」と言う、たいへん気を使う作業が必要で、手間と、その分のご予算が必要になります。

額装にするのであれば、作品部分を切り取って貼り付けるだけですので手間はかかりませんが、額も複数になると、一般のご家庭では収納に苦労します。

そこで今回は、コンパクトに収納するため、ある仕組みを考案いたしました。 続きを読む →